家族に見放され、それでも男は雲り空を愛した

ストーリー Story

――「僕の父は曇り空愛好家だった」(1961年 ヨナス・フリューゲン著『ただでさえ、不確かなこと』より) 晴れでもなく雨でもない、そんな“曇り空”に惹かれ心を奪われた男。 妻とは早くに別れ、大きくなった息子までもが家を出ていってしまう。 何年も経ち、病院のベッドで死の淵をさまよう男の元へ、かつて家を飛び出した息子の姿が……。

監 督  村口 知巳

撮 影 村口知巳

録 音 村口知巳

編 集 村口知巳

制 作 カオリ

出 演  つかさ 

受賞歴


SHONAN NFTアートコンテスト2023 ショートムービー賞

映像作家

香川県出身。
2017年、伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞の短編の部にて「あるいは、とても小さな戦争の音」が大賞を受賞。
受賞作を自らが初監督し、映画制作をはじめる。同作が翌年のショートショートフィルムフェスティバルにノミネートされるなど、その後も精力的に映画制作を続け、ゆうばり国際ファンタスティック映画際ノミネート(『美しいロジック』)、杉並ヒーロー映画祭グランプリ(『ナナサン』)、45回アジアン・アメリカン国際映画祭ノミネート(『リインシデンス』)、札幌国際短編映画祭ノミネート(『あたらしい世界』)など国内外の主要な映画祭で評価を得ている。
また脚本・プロデューサーとしても『木星日常』(宮原拓也監督)、『宝の庭』(渡邉高章監督)など新進気鋭の監督とタッグを組み、新しい価値観を創造する短編映画の制作を行なっている。

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