信じる神が微笑むとき、ひとつの家族に訪れる終末

ストーリー Story

夫・正人、妻、そして幼い息子――誰もが理想と呼ぶような、穏やかな三人家族。しかしその幸福はとある宗教団体の“狂信者”であるがゆえの、信仰の上に築かれた脆い幻想にすぎなかった。 ある日息子の誕生日に届いた奇妙な彫刻。不気味に立つその像は、やがて家族の心を侵し始める。なぜ彼らは、こんなにも信仰に囚われているのか。やがて信仰と愛のあいだで揺れる正人の手は、取り返しのつかない決断を下すことになる。その選択の先に待つのは、救いか、それとも永遠の破滅か――。

監 督  小川深彩

脚 本  小川深彩

撮 影  砂川達則 森山朝勝 平一紘

録 音  眞栄城守人

編 集  小川深彩

カラーグレーディング 平良隆一

整 音  臼井勝

出 演  多和田真騎 北川彩子 神崎英敏 北本桐宇 山本舞子 赤嶺かなえ ロニー・マギー 宮平理沙子 ブライス・フェデリコ

受賞歴


田辺・弁慶映画祭2020キネマイスター賞
神戸インディペンデント映画祭2020入選
日本芸術センター第12回映像グランプリ入選

映像作家

2001年アメリカ合衆国に生まれる。6歳より数々のミュージカル、演劇、ダンス、歌、オペラの舞台に出演。2012年に東京に引っ越してからは、舞台の他にもテレビ、映画、またモデルとしても活動するようになる。2015年に沖縄に移住。映画、テレビの出演機会が増えるにつれ、2016年より映像クリエイターとしての活動を開始。17歳の時、沖縄テレビ「琉球トラウマナイトリアルストーリー2019」の5作品の1つ『ホテル』でテレビドラマ監督デビュー。
2020年田辺・弁慶映画祭において2作目の自主映画『偽神』がキネマイスター賞を受賞。2021年9月に田辺・弁慶映画祭セレクションとして、テアトル新宿とシネ・リーブル梅田にて『偽神』『二階のあの子』『はじめの夏』の3作品を上映。
2021年4月に日本大学芸術学部映画学科監督コースに入学。在学中、自主映画2本『この島に嵐は眠る』『塵つもる道に幽燈は灯る(現在編集作業中)』を撮影。文化庁委託事業「ndjc:若手監督育成プロジェクト」や「京都フィルムメーカーズラボ・ハンズオン時代劇」ワークショップメンバーにも選出される。2025年3月同大学卒業。
映画制作を行いながら、2022年より演劇活動も再開。2024年には劇団The Ad Libitum Playersを立ち上げ、舞台演出、作品への出演も精力的におこなっている。
2025年4月より日本大学大学院舞台芸術専攻に在籍。映画と演劇の二刀流を目指し活動している。

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