旅立ちの日が近づく夏、父娘が静かに紡ぐ絆の物語

ストーリー Story

半年前、翠の両親は離婚した。 母がフランスに移住し、翠も夏休みが終わる頃に移り住むことが決まっている。 内心では故郷への深い愛着と不安を抱える翠。 町の美しい風景や思い出をカメラに収めながら、 三国に残る船箪笥職人の父・達治との時間を大切にし、 その時間を通して自らの決断を固める。 職人気質の父・達治は家族の変わりゆく姿を切なくも受け入れ、 娘との時間を通じて自分と向きあっていく。

監 督  西端実歩

撮 影  砂田竜吾

録 音  寺内丈

撮影助手 鈴木 恒美

演出助手 木村 悠太

制作担当 竹内 美衣 井上和樹

編 集  西端 実歩

M  A  水川 まこと

メイキング 増田美海

製作協力 湊ノ芸術祭

主題歌「星のみらいの協奏曲」 三宅 里菜

作詞作曲 小田 安希与

編 曲  本間 翔子

脚 本  Haruka Takimura

出 演  吉田菜子 光徳瞬 中川緋菜 しょうご 松崎真理子

受賞歴


あわら湯けむり映画祭  グランプリ、Shindo賞(審査員賞) W受賞

日本観光国際映像祭  部門優秀賞

AMSTERDAM NEW CINEMA FILM FESTIVAL 2025  BEST FEMALE DIRECTOR SHORT FILM

映像作家

1994年、福井県出身。
高校時代に映像が持っている“人の心を動かす力”に魅了され、映像学科のある石川県の大学へ入学。ここから映像にのめり込み、大学卒業後、関西の映像制作会社へ入社。
3年間勤務後、独立を決心し上京して、西端映像制作事務所を設立しました。
WEBCM、企業VP、ファッションフィルム、ドキュメンタリーなど幅広く制作を行なっています。
私が学生時代から映像作品を作り続けてる理由、それは「表現」をするためです。
「表現」は私にとって人生の足跡であり、「深呼吸をする事」に等しいです。
 そんな「表現」の一つとして、無声短編映画「泡沫少女」を制作しました。2023年 監督映画「泡沫少女」公開予定です。 
自分自身の中に“西端実歩“という媒体が存在し、その媒体を通して表現しているような感覚です。
ある方が私が作った作品を見てこのようにおっしゃいました。
 “西端実歩は、 「境界線なき境界線」を描いている。 
また、西端実歩の作品は幻想的で、ある種の残酷さも垣間見えるんだけど、 『楽しい』とか『明るい』といったいい意味でアーティストぽくない 透き通った魅力を根源にしていると感じる。“と。

自分自身がわかっていないことも作品を通して感じて頂いて伝えていただける そこも表現することの魅力です。

この映画監督の作品 Other Movies