記憶と物語が重なり合うとき、2人の物語が前進する

ストーリー Story

亡き恋人・テルの遺した手紙を受け取った女優・リョウ。そこには、彼が生前に執筆していた小説の続きが綴られていた。 読み進めるうちに、彼女は物語の世界へ引き込まれ、テルとの再会を果たす。 しかし翌朝、手紙は消え、リョウが体験した出来事はテルのノートに記されていた。こうした奇妙な日々が繰り返される中、彼女は現実と物語の境界が曖昧になっていく。 リョウは、彼の言葉「物を書くことは、記憶を宝箱に入れて埋葬するようなものだ」を思い出し、彼の物語を書き継ぐ決意を固めるのだった──

監 督  オリヴィエ  カズマ Olivier Kazuma

助監督  玉川諒太朗 佐々木愛

脚 本  オリヴィエ カズマ

照 明  孔思今 秋庭颯雅

撮 影  王迪

編 集  オリヴィエ カズマ 玉川諒太朗

出 演  春山椋 渡辺輝人

受賞歴


Chameleon Film Festival(イタリア)【受賞】撮影賞 脚本賞

映像作家

本名、道廣オリヴィエ一真。1995年、大阪生まれ。
母は画家、父は写真家。両親の離婚後は、本や映画好きの祖母の家で過ごすことも多く、幼少期より古典名作に触れる。
学生時代は自宅にいる時間のほとんどを映画鑑賞に費やし、やがて映像の道を志すようになるが、大学では視野を広げるため演劇を専攻。
卒業後はテレビ局に勤め、ドラマの助監督、報道の映像編集者を経て、現在は外信(国際)部の記者として活躍している。
好きなことは散歩、サッカー、水泳、芸術鑑賞、読書、飲酒。水という物質そのものに惹かれ、海や川を見ると大抵入ってしまう。生まれ変わったらなりたいものはクジラ。

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