東京都立川市出身。イメージフォーラム付属映像研究所 卒
90年代から8mmフィルムを使って自主映画制作を始め、短編・中編作品を10本程撮る。
その後に商業映画の道へ進み、石井隆、山崎貴、中村義洋、矢崎仁司、佐藤信介等の監督作品に助監督として従事。

　大林宣彦監督「花筺／HANAGATAMI」では監督補佐として、治療のために現場を離れる大林監督の代わりに多くのシーンで演出を任され、同作では予告編も手掛けている。

　現在は監督として活動し、 作品が国内外270以上の映画祭に選出され、多くのグランプリを含む100冠獲得の高い評価によって演出力は折り紙つき。

　短編作品「公衆電話」は、米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画際『ショートショートフィルムフェスティバル＆アジア2018』のジャパン部門にて、ベストアクター賞を受賞するなど、国内外70以上の映画祭を席巻し、8つのグランプリを含む23冠に輝き、その続編として製作された「カセットテープ」は、プレミア上映された『第6回八王子Short Film映画祭』において、グランプリ＆観客賞のW受賞。続いて『第23回横浜映像天国』でもグランプリ＆主演女優賞のW受賞を果たし、同映画祭グランプリ4連覇という前人未到の偉業を成し遂げた。

　長編作品「星に語りて～Starry Sky～」はアップリンク吉祥寺で封切られ、当初1週間の公開予定が話題を呼び3週間の延長上映となり、 『第37回 日本映画復興賞』で復興奨励賞を受賞。同賞には日本アカデミー賞作品賞の「新聞記者」（藤井道人監督）や「ｉ 新聞記者ドキュメント」（森達也監督）も名を連ねており、肩を並べる形となった。

「星に語りて～Starry Sky～」はその後全国9つの劇場で公開。それと並行して800ヶ所以上で上映会が開催され、観客動員数は5万人を突破している。

　俳優・水村美咲からのオファーを受け監督を務めた「在りのままで咲け」（短編）と「在りのままで進め」（長編）は2本同時に劇場公開され、池袋シネマ・ロサとシネマ・チュプキ・タバタでは好評を受けアンコール上映となった。国内外の映画祭にも多数選出されグランプリを含む複数の賞を受賞。

　他にも乃木坂46のショートムービー「バージン・ブリーズ」の脚本・監督を務め好評を博すなど、アイドル作品から社会派映画まで、幅広い映像分野で活躍している。　　　

　地元立川市で開催されている「映画制作ワークショップ」の講師や、「立川名画座通り映画祭」の特別審査員を務めるなど、映画文化の発展に繋がる活動も精力的に行っている。