東京の大学に進学した茉祐（まゆ）が、高校卒業以来に帰郷して訪れたのは母校。そこで先生から、後輩で高校時代の友人でもあった悠子（ゆうこ）が学校へ来ないことを聞かされる。 先生に悠子の説得を頼まれるがまま、しぶしぶ茉祐が向かったのは、いつもの場所。そこには、UFOを追って無心で望遠鏡を覗く悠子の姿があった。異様なまでのUFOへの執着から、校内では「UFO先輩」と呼ばれているらしい。彼女のその姿は、あの日のまま時間が止まったかのようだった……。