映画監督

山辺愛咲子

ふるさと:相模原

経歴

神奈川県出身。特に生きづらさを感じていた時期に映画や音楽から広がるフィクションの世界に助けられた経験から、媒体を問わず「世界を作り、誰かの希望になりたい」という想いで創作を始めました。
武蔵野美術大学映像学科在学中に、毎年1本のペースで短編映画を制作。『キャラクタリウム』(2022)、『うつろいぼっこ』(2023)、『Maybe in Heaven 』(2024)、『ACID LAKE』(2026)を監督し、いくつかの国内外の映画祭に入選しています。憂鬱さをはらんだ広がりのある世界観と個人の小さな物語を掛け合わせた作品を多く制作しています。
また、コンテンツとしての映画ではなく、「映画体験」にも興味を持っており、学生映画祭から国際映画祭まで、様々な映画祭に運営、監督、審査員、観客などとして関わってきました。そういった取り組みの集大成として、2026年1月に開催された武蔵野美術大学卒業制作展では、まるで誰かの部屋のような定員9人の上映小屋「心象の巣 -小さな映画館-」を芝生広場に立ち上げ、新作『ACID LAKE』と『Maybe in Heaven』の上映を行いました。
アニメーションや絵本、SF小説などにも興味があります。
また、国境を超えて活躍できる監督になりたいと感じており、積極的にWSなどへ参加を行なっています。2025年には「韓国映画アカデミー×東京藝術大学 長編企画開発ワークショップ」の一環として、東京国際映画祭マーケットTiffcomにて英語でのピッチングを行いました。日本統治下の時代のミッションスクールの女子校で、朝鮮人と日本人の少女が絆を育み、時代に引き裂かれる物語です。時代物ですが自身の女子校での経験が元になっており、こういった長編企画も開発中です。
誰かの居場所になるような世界を作るため、活動を続けています。

キャリア

武蔵野美術大学在学中に短編映画の制作をしながら、演出部や美術部のスタッフとしていくつかの現場に参加してきました。関わった作品に、『湯あがりスケッチ』(中川龍太郎監督, 2022)、『ぼくのお日さま』(奥山大史監督,2024 )、『HAPPYEND』(空音央監督, 2024)など。

上映・受賞歴

『Maybe in Heaven』(2024)
・Eutopia Arthouse Film Festival、Best Director Award(2025年3月、ベルファスト、北アイルランド)
・極東インディペンデント映画祭、ハンブルク日本映画祭賞(2025年6月、ハンブルク、ドイツ)

『うつろいぼっこ』(2023)
・インディーズ映画フェスBro!!!、ノミネート(2025年5月、深谷)

『キャラクタリウム』(2022)
・立川学生映画祭、上映(2022年8月、立川)
・関西学生映画祭、ノミネート(2022年10月、大阪)

スタイル

架空の世界の物語は、どこか現実逃避になりつつも、現実を俯瞰して考え直すきっかけになるかもしれない。暗かったり、怖かったりする物語でも、ときに誰かの救いになるかもしれない。そんな想いで作品を作っています。民話や童話、神話のような物語の構造を意識することがあります。そして、映画は鑑賞者と制作者それぞれのパーソナルな世界を繋ぐコミュニケーションであると感じています。

SNS

Instagram https://www.instagram.com/packmikanjuice/

この映画監督の作品
Director’s Movies
以下の作品は日本の短編映画 ジーンシアター でご覧になれます