弔いの夜、口にしたのは思い出ではなく糾弾だった

ストーリー Story

通夜の日。中西と山本の2人は、縁側に並んで座り、無言でいんげんの筋取りをしている。だが、一本のいんげんが地面に転がり、中西がそれを踏みつけた瞬間、空気が変わる。 「あんたが追い詰めたから、あの人は死んだ」――唐突に山本が中西を責め始める。 お互いに抑えていた感情がじわじわと溢れ出し、故人への思い、罪悪感、嫉妬が絡み合う。 言葉の応酬が静かに続く中、最後に明かされる“真実”とは――。全編ワンカットで描かれるヒリヒリとした緊張感が溢れる人間ドラマ。

監 督  龍健太

脚 本  龍健太

撮 影  龍健太

出 演  木野愛子 大石理枝 龍健太

受賞歴


フィルムフェスト・アキヅキ2024 上映
シアターカフェ5周年記念開放祭 上映

映像作家

福岡県出身。普段は俳優として活動。 主な出演作は『王国(あるいはその家について)』(監督:草野なつか)、『その声のあなたへ』(監督:榊原有佑)、『あくまのきゅうさい』(監督:三重野広帆),『ポップ・ロック・ビルディング』(監督:蔭山周)など。 
2019年より、俳優仲間とともに<ぬるまゆ>というユニット名で映画制作を開始し、出演も兼ねながら創作を重ねる。

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