ひとつ屋根の下――描かれる6つの“家族”物語

ストーリー Story

~祖母の葬儀のあと、みんなが集う家。しかしそれは、この日のための“疑似家族”。見知らぬ人々が集う家に、6つの物語が生まれていく……~ 1.「祖母の計らい」――亡き祖母を明るく弔おうとする少女。そんな彼女の周りにも明るい笑顔があった。 2.「メガネ」――五年前に夫を亡くした女性は、今日の葬儀をきっかけに夫との思い出にふけっていた。 3.「二人の息子」――父と息子は、時にギクシャクしながらやがて心を通わせる。まるで本当の親子のように。 4.「手料理」――子どもが巣立ちすっかり料理をしなくなっていた母が、再び誰かのために台所に立つ。 5.「子どもの電話」――体調を崩した子からの電話。全くあてにならない夫に、怒りを抑えつつ電話をかける。 6.「寂しさの裏返し」――天涯孤独だった女性は、これから訪れる”いまの家族”との別れに、寂しさを隠せないでいた。

監 督  渡邉 高章

脚 本  渡邉高章

撮 影  アベトモユキ

録 音  アライジン

メイク   保津理暉

スチール  ハマリュウノスケ

編 集  渡邉高章

出 演  土屋詩織 本橋佳代子 松澤弘晶 河村晃太郎 天野奈美 中村まく こんじゅり

映像作家

東京武蔵野生まれ湘南育ち。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業後、商業映画やドラマの演出部と制作部で研鑽を積む。現在は自身の屋号「ザンパノシアター」で短編映画を継続的に制作しており、毎年国内外の映画祭で受賞を重ねている。多摩川沿いに住み、「川」や「土手」をモチーフにした作品が多い一方で、子どもや家族を題材にした作品も多く、自身の子どもたちと制作した「子ども映画」シリーズは学会や慰問イベントなどに招待上映されている。
2021年、中編『土手と夫婦と幽霊』が劇場公開、自ら宣伝・配給を行い、各地ミニシアターや映画祭等で上映活動を行う。現在多くの作品が各映像配信サブスクリプションにて配信されている。

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