監督・主演・脚本 一人3役の難しさを体感

ーーみやびさんは俳優ですね。初監督だと思うのですが『憧れdoll』を監督しようと思ったきっかけを教えてください

(みやび)私は28歳の時に脱サラをし、俳優を志して地元鹿児島から上京したのですが、自身の中で「ダラダラと続けるのは良くない。10年続けてみてある程度の判断をしよう」と決めていました。
そんな中、上京して7年目の2020年にコロナ禍に見舞われてしまい…地道にキャリアを積んでやっと手応えを感じ始めたというタイミングでお仕事がゼロになってしまったので、落胆も大きくて。

監督・主演・脚本のみやびさん

コロナがいつ明けるかもわからない中、「果たしてこの先に自分の俳優としての居場所はあるのだろうか?」「俳優として出られる場がないのなら自分で作ってしまえば良いのでは?」と考えるようになりました。
幸いステイホームで時間だけは沢山ありましたし、当時は文化庁や東京都の助成金も特設されたりと文化芸術に対する支援策もあったので、自然と「映画」を作ってみようかなという気持ちになったのです。

ーー『憧れdoll』を制作するにあたり、どんな点が大変だったでしょうか?

(みやび)大変だった点…数え上げればキリがないのですが(笑)一番はやはり制作資金集めですかね。
当時は「AFF」という文化庁の補助金が特設されており、審査に通れば映画制作に最大600万円の補助を受けられるというものだったので、私もこのAFFの審査に通ることを目指して企画を進めていました。 AFFの映画部門は長編のみが対象だったので、頑張って長編尺の脚本を書いてエントリーをしたのですが…結局審査に落ちてしまい、当時撮影に協力してくれようとしていたスタッフも解散となりました。私の手元に残ったのは長編尺の脚本だけ。とにかく悔しくて…自分的には良いストーリーが書けた自負がありましたし、「この物語は絶対に形にしないといけない」という謎の使命感のようなものもありました。悩んだ結果、クラウドファンディングで制作資金を募ることを決意したのです。
企業様への協賛も多数当たってはみたのですが、やはり「有名な人は出ていないんでしょ?」「自主映画って個人の趣味みたいなものなんじゃないの?」と総じて風当たりは冷たく、結局はクラウドファンディングで集まった支援金と金融機関からの借入、私自身の全財産を投じて制作を敢行しました。(ちゃんと完成するかもわからない)初監督作にも関わらず、クラウドファンディングにご支援くださった皆様には、本当に感謝してもしきれません。

あと現場のことでいうと、監督と演じることの切り替えが大変でしたね。
そもそもの話になりますが、実は監督は当初、他のどなたかにお願いするつもりだったんです。でも結局は十分な資金がないことで諦めざるを得なくて…やむなく自分で監督も出演も編集も担うことに。現場では「監督」と「演者」双方の自分を臨機応変に切り替えていく必要があったのですが、それが本当に難しくて…
直前まで「ロケ弁があと10分で届く…」とか、「日没までにあと3カット!!行けるか?」などと話しながらも、カメラ前に立つ頃には自分が演じる役である「坂井茜」のモチベーションに戻っていないといけないという。毎回「ちゃんと茜モードに戻って来れるかな…」と内心不安で泣きそうでした。

ーーなるほど、それは大変でしたね。ご自身の想いがこもった作品である『憧れdoll』のテーマを教えてください

(みやび)私は、「憧れ」って、一番その人のコアな願望が反映される感情なんじゃないかと思っていて。
恋愛とも友情とも家族愛的なものとも違う「憧れ」という感情を通して、深層心理に潜む歪さやコンプレックスを描き出したいと思いました。

『憧れdoll』のワンシーン

「あの人みたいになりたい」と思うことはよくありますが、その根底には「そうなれていない自分への不足感」が隠れていたりして。特にSNSの発達した現代では他者と比較して自分が劣って見えてしまったり、本来生身の人間関係では抱く必要のないようなコンプレックスを抱いてしまうようなことも多いでしょう。
この作品は茜と尚美という二人の女性の視点で描かれますが、そんな二人の姿を通して「自分らしさ」や「それぞれの幸せの形」に改めて目を向けるきっかけになれば、と思っています。

ーーおそらく脚本を書くのもはじめてだと思いますが、脚本制作ではどのようなご苦労がありましたか?

(みやび)はい。基本も何も知らない状態で見よう見まねだったので、体裁も適当で、「これであってるのかな…」と思いながら書いていました。書き始めは『憧れdoll』ではない別の物語を想定していたんですが、最初の2ページほどでつまづいてしまって…気分転換にフリマアプリを眺めていたんです。そしたら急にアイデアが降りてきて。「モノを通じてその持ち主に興味を持つことってあるよな…」みたいなことをとっかかりにして、どんどん展開が浮かんできました。それから3日くらいで『憧れdoll』のプロットのようなものができて。私は決して天才肌ではないですが、よく有名なアーティストがいう「降りてくる」感覚ってこれに近いのかななんて、不思議な感覚でした。
主人公の坂井茜には自分自身の持つHSP気質(ハイリーセンシティブパーソン:通称「繊細さん」)を反映させているのですが、他者の気持ちを必要以上に察知してしまうが故に自己主張が苦手で「自分の幸せの形」を見つけられずにいる茜という女性を通して、日々の自身の実体験なども織り交ぜつつ書き進めていく作業は、知らず知らずに自分自身と向き合う時間にもなっていた気がします。
あと、脚本のアプローチとしては少し特殊かもしれませんが、主要なキャラクターの細かい設定を考えた上で、一人一人のキャラクターを、自分で一通り演じながら「セリフに違和感はないか」「キャラクターの性格として行動に筋が通っているか」を見直していきました。
私はあくまでも俳優なので、普段の役づくりの感覚を活かしてなるべく各キャラクターが「身近にいそうな人」として感じていただけたらなと。

『憧れdoll』のワンシーン

ーーご自身の経験も反映されているのですね

(みやび)そうですね。大局はフィクションですが、細かい部分、例えば茜の高校時代のエピソードなどは、私自身の大学時代の親友との話がモチーフになっていますし、元恋人からのあるセリフも、私自身が若い頃に言われた言葉をそのまま使いました。こうやって普通だったら隠しておきたいような苦い経験も作品に活かせるのでありがたいですね(笑)
あとは、「人混みや雑音などの刺激が苦手で疲れやすい」「大人数の飲み会で一人になりたくなる」といったHSP気質的な描写があるのですが、これらは「私あるある」です。

尚美役 秋田ようこさんを起用 秋田さんも真摯に役づくりに取り組む

ーー重要な役である尚美のキャスティングで秋田ようこさんを起用した理由を教えてください。以前から交流があったのでしょうか?

(みやび)秋田さんとはそれまで面識がなかったのですが、ご出演されている短編映画『DISTANCE』(園田新監督)を見た時に「(尚美は)この人だ!!」と、私の中でビビビっと電流が走りました。
小手先の演技ではなく感情が自然に溢れ出る、まさにその役として生きているような秋田さんの演技に「この人だったらきっと尚美という女性を人間らしく繊細に演じてくれるはず」という確信があったんです。それから秋田さんのインスタを無言フォローして、そっと毎日「いいね」を押し続けました。結構小心者なもので、すぐにオファーする勇気はなく、結果的にそんな不気味な近づき方になってしまったんですが(笑)秋田さんからしたらきっと怖かっただろうなと反省しています。そのあとちゃんと事務所を通してオファーさせていただきました。

ーー秋田さんはオファーを受け、脚本を読んだ時にどのように思われましたか?

(秋田)当時、私の芝居を見てオファーしてくださり、任せたいと思ってくださった役を受けるのは初めてでした。その役は、いったいどんな人なのだろうと、脚本を読む前にとてもドキドキしたのを覚えています。
尚美に引っ張られすぎないように読み進めようとは思っていましたが、そんな心配は無用でした。途中からは夢中になって物語を追っていましたし、クライマックスのシーンは一体どう撮影するのだろう、映像になったときにどんな驚きが待っているのだろうと、とてもワクワクしました。

尚美役の秋田ようこさん

そして、読み終えてからはしばらく「憧れ」という感情について考えるようになりました。その気持ちの動機や変化について、肯定的で好意的な感情が、なぜ対象を傷つけることに変わってしまうのか。例えば恋人関係や友人関係において、そういう気持ちの変化は想像したことはあるけれど、憧れという感情から深掘りしたことはなかった。それを落とし込んでいくことにとても興味を持ちました。
あとはシンプルに、初脚本でこの長編を書き切ったみやびさんすごいなって(笑)。初監督作へのものすごい熱量を感じました。

ーー演じるにあたっての役づくりはどのようにされましたか?

(秋田)今回は特に、脚本で描かれていない部分が重要でした。そんなとき、みやび監督が尚美の背景をまとめたキャラクターノートを渡してくださって、それを指針にしながら、尚美がこれまでどのように生きてきたかを、尚美と対話するように何度も反芻(はんすう)しました。みやび監督は当初から「尚美をただの悪者にしたくない」と仰っていたので、私が尚美の一番の親友になるつもりで向き合いました。

とても不思議なんですけど、脚本の段階で「役と出会えた」という感覚があって。自分自身の個性とこれまでの演技経験で培ってきたこと、反省を活かすチャンスのような役に、身が引き締まりましたし、同時に高揚感がありました。難しい役でしたが、迷いは一切なかったです。

ーーここは是非観てほしいというシーンはどこでしょうか

(秋田)みやびさん演じる主人公・茜と初めて出会うシーンですかね。初見ではなんてことないシーンに見えるんですけど、尚美にとっては奇跡のような瞬間です。

茜と尚美が出会うシーン


それから、クライマックスのシーン。ネタバレになってしまうので言えませんが、俳優みやびさんのお芝居が素晴らしいので、ぜひ注目してほしいです。

予期せぬアクシデント 撮影中に監督がコロナに感染 

ーー撮影もコロナ禍だったと思います。撮影も大変だったのではないでしょうか?

(みやび)最大のピンチだったのは、撮影スケジュールの半ばで私がコロナに感染してしまい、中断を余儀なくされたことですね。撮影がリスケになることでロケ地代や車両代など、多額のキャンセル料も発生してしまって…頭を抱えました。そのあとも別のキャストさんがコロナになり、それに伴い柴犬のスケジュールが合わなくなって急遽代役を探したりと、度々スケジュールを組み直す必要が生じて…。本当に予定通りにいかないことばかりでした。それでもスタッフが嫌な顔一つせず、最後まで同じ気持ちで伴走してくれたことが救いでしたね。

(秋田)みやびさんは本当に日々、体力も精神もすり減らしていて、途中で倒れてしまうんじゃないかと心配になったくらいです。そんなとき、今のお話にあったように、みやび監督がコロナに罹ってしまい、現場が一度ストップしまった。スケジュールや予算のこともあるので、話し合いの末リモートで監督していただくことになって。尚美ひとりのシーンを一気にリモート演出で撮影しました。
そこで精神的にセンシティブなシーンが続いて、実はあるシーンの後、尚美からなかなか戻れなくなってしまったんです。そのときに、なんていうんだろう…心の底からみやび監督を欲してました。私と同じくらい、尚美のことを理解しているのは監督なので、やっぱり現場にいてくれるだけで、心の支えだったんだなと気づきました。その気持ちが尚美とリンクして、その後のお芝居にも生かされたと思っています。

(みやび)そうだったんですね。そんな心境だったとは知りませんでした。

ーー茜を演じるにあたって役づくりはどうされましたか?

(みやび)先ほどもお話ししたように、茜は過去の私自身を投影したキャラクターなので、普段の役づくりの感覚とはまた少し違うというか…不思議な感覚でした。私はこれまで自分と遠いキャラクターの役をいただくことが多かったので、ひたすら入念に、生い立ちや経験など脚本に書かれていない部分をしっかり埋めて、時には心理学の文献なども参考にしながら、自分にそれらを信じ込ませて馴染ませていく…みたいな作業をしていたのですが。今回は逆に「いかに作らず、自然体でいられるか」が演じる上での鍵でした。
他人を「演じる」ということはある意味、素の自分を別の人格で覆い隠していく作業でもあり、そういった意味では安心感があったのですが、自分に近い人物でいなくてはいけないというのは自分自身をそのまま曝け出すようで、何というか…丸腰で戦に出されるような独特の緊張感がありました。
私自身の感覚のまま、脚本に描かれている経験をインプットしていき、現場ではなるべく成り行き任せにしました。

“生きづらさ”を抱えた全ての人に見て欲しい

ーー作品の見どころを教えてください。

(みやび)尚美という人物に何を感じるか、見る人によって全然違うと思います。
秋田さんは本当に真摯に、魂を込めて、この難しい役と向き合ってくださったなと思います。その姿をぜひ目撃してほしいです。他にも大門嵩さん演じる淳平や、浅森夕紀子さん演じる百合子など、本当に魅力的なキャラクターが登場します。皆さんにとっての推しキャラを見つけてもらえたら嬉しいです。
前半と後半でトーンがガラっと変化するのも見応えがあるんじゃないかなと思います。

ーーどんな人に見てもらいたいですか?

(みやび)他人の目が気になったり、自分自身を心から大切にできなかったり…側目には何不自由なく幸せそうに見える人でも、実は心の奥に暗い気持ちを抱えていたりすることってあるんじゃないかなと思います。
見えない生きづらさを抱えた全ての人へ、この作品を観る2時間がちょっとした心の拠り所になってくれたなら...そんな願いを込めながら作りました。一緒に観た方と語り合ってほしい作品でもありますね。

ーー最後にお二人からコメントをいただけますか

(秋田)「憧れdoll」は、みやびさんのセンスが濃く深く表現された作品です。シリアスありコミカルなシーンもあり、娯楽性があります。初監督でこの長編作、正直言って驚きです。見逃さないでほしいです。一週間という期間限定ですが、ぜひ劇場で観ていただけたらうれしいです。

(みやび)この物語は主人公茜が元彼との思い出のイヤリングをフリマアプリに出品することをきっかけに展開します。
もしも自分の知らないところで、見ず知らずの誰かの強い執着の対象となってしまったら?
二人の女性の出逢いとすれ違いを通し、歪な「憧れ」という感情の成れの果てを描いた切ないサイコスリラーです。
ほのぼのと平和な描写の続く前半と、日常にじわじわと迫り来る恐怖、そして終盤、加速し急降下する ジェットコースターのような展開に、皆さんもぜひ一緒に巻き込まれてください!
そして本作メインのロケ地・吉祥寺にある「アップリンク吉祥寺」での封切りにもご縁を感じます。『憧れdoll』を観た後には、茜と尚美に想いを馳せながらロケ地巡りをしてみるのも楽しいのではないでしょうか。アップリンク吉祥寺にて、毎日お待ちしています!

Profile
みやび&秋田ようこ

概要

目に見えない生きづらさを抱えた全ての人に送る 異色のサイコスリラー映画 

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」「中之島映画祭」「日本映像グラ ンプリ」でグランプリを獲得

その出会いは偶然か必然か? あの日の「憧れ」が甦り...暴走する ありふれた日常に迫る狂気(サイコ)と解き明かされるそれぞれの切ない真実 。みやび×秋田ようこ 気鋭の二人が織りなす儚く切ない新感覚サイコスリラー 見えない生きづらさを抱えた全ての人へ捧ぐ戦慄の127分! 

予告編 コチラからご覧ください

イントロダクション

脚本も書いたことがない、映画制作も編集も何もかも未経験の俳優みやびが一念発起し、たった4名のスタッフと共に創り上げた『憧れdoll』。HSP(※1)傾向があり他者との心の境界線の薄い主人公が、ひょんなことから歪んだ憧れの対象となってしまう本作は各地の映画祭において異彩を放ち「まるで監督の執念が蔓延っているようだ」と評された。劣等感、歪んだ愛情、執着…それら現代社会に沈殿する病のようなものを、ふたりの女性視点で炙り出す問題作。

※1 HSP [Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)/通称:繊細さん]= 生まれつき「非常に感受性が強く、敏感な気質をもった人」という意味

ストーリー

花屋で働く茜(みやび)は報われない恋の傷心から抜け出せずにいた。元彼との思い出の品たちをフリマアプリで処分し気持ちも新たに前に進もうとする茜。そんなある日、バイト先の花屋に尚美(秋田ようこ)が現れる。何かと共通点の多い二人はすぐに意気投合し交流を深めていくが、次第に尚美の言動に疑念を覚えていき…
ーー現代ならではの危険な出会い。愛情とも友情とも違う「憧れ」という感情の成れの果てに茜を待ち受ける運命とは?儚く切ない新感覚サイコスリラー。

出演

みやび(坂井茜役)監督・脚本

鹿児島県出水市出身の俳優・監督。ギュラ所属。前職はブライダルの衣装コーディネーター。 28歳で上京後は、メソッド演技のコーチ永妻晃氏師事のもと、映像作品やCMを中心に活動を展開。 本作では初監督・主演を務める。映画「自由を手にするその日まで」「脂肪の塊」では主演を務め、出演した短編映画「風呂屋の御主人」では海外7つの映画祭にてBestActress 賞を受賞。初脚本・監督作である「憧れdoll」はゆうばり国際ファンタスティック映画祭、中之島映画祭、日本映像グランプリにおいて最高賞である「グランプリ」を獲得した。

秋田ようこ(青木尚美役)

栃木県出身の俳優。CiNEAST所属。出演作「DISTANCE」(園田新監督)での演技に惚れ込んだ監督みやびからの熱烈オファーによって本作の出演が決まる。映画「消せない記憶」「若武者」など話題作に多数出演。「(Instrumental)」では主演を務める。ミステリアスな存在感と繊細かつ大胆な感情表現で、愛情や信念を貫く役を得意とする。映画・CMなど多方面で活躍する注目実力派俳優。

大門嵩(小山淳平役)

奈良県出身の俳優・監督。ギュラ所属。映画「「16」と10年。遠く。」「わたしのヒーロー」「cord」にて主演を務めるなど、多数作品に出演。その人間味あふれる雰囲気で「柔」「硬」を巧みに演じ分ける。近年では映画監督としても精力的に活動を展開し、監督作「多日想果」や「徒然甘々」、そして実写とアニメを組み合わせた「マンガガールズ」は、国内外の映画祭で軒並み高い評価を受け、数々の賞を受賞。多方面でそのマルチな才能を発揮している。

穂紫朋子(高校時代尚美役)

福岡県出身の俳優。本作が映画初出演(撮影当時)ミスiD2020では夢月賞/スーパーノバ賞をW受賞。清水崇監督「ミンナノウタ」ではオーディションにて多数の応募者の中から「高谷さな」役に大抜擢。翌年、同監督「あのコはだぁれ?」でも高谷さな役で続投し、「貞子」「伽耶子」に次ぐ“最狂ホラークイーン”として注目を集める。本作では撮影監督を務めた角洋介監督作「寄り鯨の声を聴く」では主演を務め、その演技力と存在感が高く評価されている。

渡部瑞貴 浅森夕紀子 髙田百葉 岡慶悟 ホビー 高木公佑 斎藤陸 増田結芽 南山莉來 高木美嘉 大山真絵子 アベラヒデノブ 佐々木しほ 太田真也 児島陽子 佐藤大地 ほか

スタッフ

助監督 緒方一智
撮影監督 角洋介
録音 渡邉玲/木原広滋
制作 山田岬
カラーグレーディング 角洋介
VFX ひらさわとも
スチール 藤咲千明/臼田亜佑美
ポスタービジュアル撮影 澤田もえ子
ラインプロデューサー 中根大輔
主題歌: 「figaro」fumi
監督・脚本・編集 みやび

コメント

監督:みやび

主人公茜はHSP(繊細さん)気質をもつ私自身を投影しています。世の中の様々な刺激に人知れず傷ついたり、逆に知らず知らずに人を傷つけていた私自身の過去への自戒も込めて描いた物語です。愛情とも友情とも違う「憧れ」という感情を通して人々の深層心理に潜む寂しさや弱さ、歪みを描きたい。今あらゆる生きづらさを感じているすべての人に「自分らしさ」「あなただけの幸せの形に気づいてほしい」そんな想いから、本作を制作しました。

劇場(2024年12月現在)

アップリンク吉祥寺
日時:2025年1月10日(金)~1月16日(木)
連日19時50分~上映(連日アフタートークあり)
1週間限定ロードショー

リンク

公式ホームページ  https://akogaredoll.my.canva.site/doll

インタビュアー
井村哲郎

以前編集長をしていた東急沿線のフリーマガジン「SALUS」(毎月25万部発行)で、三谷幸喜、大林宣彦、堤幸彦など30名を超える映画監督に単独インタビュー。その他、テレビ番組案内誌やビデオ作品などでも俳優や文化人、経営者、一般人などを合わせると数百人にインタビューを行う。

自身も映像プロデューサー、ディレクターであることから視聴者目線に加えて制作者としての視点と切り口での質問を得意とする。