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イントロダクション

元警察官の探偵が、ある若い女性の失踪事件を追ううちに、逃れられない過去の傷と向き合うことになる――。『還ら去る君へ』は、日本社会の闇と、居場所を求める人々の姿を描くヒューマンドラマだ。監督を務めるのは、国内映画祭で高く評価される気鋭の飯野歩。観る者を物語の深淵へと引き込むその演出力は、本作でも存分に発揮されている。

本作は、4月5日（土）より池袋シネマ・ロサ「インディーズフィルム・ショウ」にて公開が決定。社会の閉塞感や孤独を抱える人々の葛藤を、リアルかつ力強く描いたストーリーが観客の心を揺さぶる。近年、口コミでヒットを遂げた『カメラを止めるな』『侍タイムスリッパー』とは一線を画し、骨太な人間ドラマとして独自の存在感を放つ作品となっている。

本作は、俳優の育成と競争を目的とした「ゴールデンエッグプロジェクト」の第12回長編作品として製作され、オーディションを勝ち抜いた67名の俳優が出演。審査員には篠原哲雄（『ハピネス』）、香月秀之（『お終活』シリーズ）、市野龍一（『ウルトラマン』シリーズ）など、映画界を代表する監督・プロデューサー陣が名を連ね、優秀俳優賞も選出された。

監督の飯野歩は、本作について「人生には閉塞感ややりきれないことが多い。それでも“これだけは守りたい”と思うものを抱えた不器用な男の姿を見届けてほしい」と語る。社会の現実を映しながらも、人間の本質に迫る本作をぜひ劇場で体感してほしい。

ストーリー

探偵の北見次郎は若い女性の失踪案件を担当することになる。新人の探偵候補・伴直樹とともに調査を進めるうちに、20年前のある事案との共通性に気づく。かつて思いを寄せた女性の失踪、そして裏切り。封印していた過去の情景に向き合うことになる北見を待ち受ける運命とは…

監督

飯野歩

1971年生。日本大学芸術学部映画学科卒。中学時代より映像制作を始める。自主制作で制作した作品はPFFアワードを始めとする様々なコンテストにて多数公開される。『落研冒険支部』（2016／京都国際映画祭2016・グランプリ、第9回おもいがわ映画祭・準グランプリ、第2回神保町映画祭・準グランプリ他）、『位置について、』（2018／第22回小津安二郎記念蓼科高原映画祭短編映画コンクール・グランプリ、第9回伊勢崎映画祭・グランプリ他）、『おめでとう、ありがとう。』（2022／マイクロシネマコンテスト・グランプリ他）などの映画をはじめ、現在はドラマの演出・撮影のほか、PV、ライブ、CMのカメラマンとしても活動。ジャンルを越えたところで、ゲーム作品の演出も手がけている。

作品概要

出演
松坂龍　細井貴斗　小結湊仁　徳山漱介　わたなべなたわ　冬由　岡田彩花　麻里万里　市村亮　いつきひさこ　稲葉生陽　江戸小染太田靖則　大谷隆二　大葉美奈　大和田紗希　岡田友香　おかみちえこ　沖田文子　歌音　亀谷透　栗山梢　齋藤光　笹本ゆり　
澤井一真　ジェームズ下山　島崎義久　嶋田彦　清水萌茄　清水ゆみこ　下村風香　鈴木啓太　鈴木達也　砂邊勇紀　ZENKYU　
たかみん　橘芳美　土屋和彦　てまやん　ナオミ　中川稔貴　中村准之　中村晴彦　中谷かつら　名倉七海　ニーナ　野村美加
蜂丸明日香　博道　福島彩菜　藤真由美　星川ゆうじ　保科彩花　本田圓尊　前ひろこ　松本健吾　美玖空　水乃渚月　みなみ美咲
宮崎恵治　宮地里奈　宮平和也　宮村侑希　八十川真由野　大和やち　山野カズトシ　山森麻衣

プロデューサー　
櫻井一葉　菅沼公明

プロデューサー・監督・脚本・撮影・音響・編集　
飯野歩

脚本　
市村政晃

音楽　
柳田健一

挿入歌　
「幻影」水瀬あやこ（徳間ジャパンコミュニケーションズ）

主題歌　
「明日がくる」柳田健一

製作　
フレッシュハーツ映画脳 filmo cerbo ゴールデンエッグプロジェクト

制作会社　
映画脳 filmo cerbo

配給・宣伝　
フレッシュハーツ