
それゆけっ商業監督!
商業監督を目指す売れない映画監督が、映画のラストシーンを…
十川雅司
ふるさと:徳島(地元)、沖縄(アナザースカイ)
徳島県出身。映画作家。(企画、制作、撮影、脚本、編集、監督)
琉球大学在学中に演劇に没頭。大学卒業後は上京し、自然な演技法を学ぶため俳優学校に入り、メソッド法やマイズナーテクニックを学ぶ。その後、東宝株式会社の舞台演出部を務め、自然な演技を模索する中で映画演出に興味を持ち、撮影現場に潜り込む。
深田晃司監督作『本気のしるし』(第73回カンヌ国際映画祭正式出品)、『LOVE LIFE』(第79回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門出品)などで演出部として経験を積み、その後もさまざまな監督のもとで助監督として映画やドラマ、CMの制作現場に携わる。お芝居と物語性を中心におく映画やドラマから、ビジュアルや訴求性を求められるTVCMやWEB広告など、さまざまな現場を助監督として横断した経験をもとに、現在は、自主制作映画からドキュメンタリー(自身で撮影)、広告案件などの監督を務めている。
2019年から約5年間、映画やドラマ、CMの制作部、助監督として活動してきました。
2020年に初めて監督した短編映画『各駅ミッドナイト』が京都国際映画祭に入賞。2023年に監督した短編映画『駆け抜けたら、海。』が日本と海外で24の映画祭にノミネーションされる。『あんのこと』の入江監督が審査員の熊谷駅前短編映画祭では、グランプリ、主演女優賞、優秀賞の三冠を達成。『おくりびと』の滝田監督が審査員のタカマチ映画祭でも、グランプリを受賞。『呪怨』の清水監督が雑誌にて今作品を紹介するなど、現役映画監督に定評がある。また、同作品が山田孝之のプロデュースするオムニバス映画『MIRRORLIAR FILM season5』に選出され、日本全国で2週間の劇場公開を達成。他熊谷シネティアラ21や池袋シネマ・ロサ、シアターセブンでも上映が行われた。
2024年に監督した短編映画『レタスまき』は、《認知症》をテーマに、宮崎県延岡市のオールロケを敢行。日本最大の短編映画祭である札幌国際短編映画祭に世界の2085作品の中から、正式セレクションされた。同年の夏に、北海道釧路市からの委託により、阿寒湖アイヌコタンを舞台にした短編映画『urar suye(霧のうた)』『cupki mawe(光のうた)』を監督。
▼「駆け抜けたら、海。」
・熊谷駅前短編映画祭2024 (『あんのこと』入江悠監督審査員)※グランプリ、俳優賞、優秀賞
・タカマチ映画祭2024 (『おくりびと』滝田洋二郎監督審査員) ※グランプリ
・〈世界で一番大きな日本映画祭〉 ニッポンコネクション2025 正式招待
・〈東南アジア最大の映画祭〉 カンボジア国際映画祭2024 COLOR WORLD部門
・〈アジア最大の短編映画祭〉 Short Shorts Film Festival & ASIA 2024 Shibuya Diversity Program
・〈ヨーロッパ最大のLGBTQ+映画祭〉 The 15th LGBT+ Film Festival Poland
・New York City Independent Film Festival 2025
・MIRRORLIAR FILMS season5 ※選出、全国2週間限定公開
・台湾国際クィア映画祭2024 環太平洋アジア部門
・ネパール国際映画祭2025
・Queerfilm Festival Bremen(ドイツ) 2024 ※招待上映
・おおいた自主映画祭2023 ※自主映画祭賞、女優賞
・沖縄NICE映画祭2024 ※NICE特別賞
・西湘映画祭2024 ※ベストアクトレス賞
・ネパールクィア映画祭2025
・コシチェ国際映画祭(スロバキア)2023
・スウェーデン映画賞2023
・日本デンマーク映画祭2024
・杉並ヒーロー映画祭2024
・北海道国際映画祭2024
・函館イルミナシオン映画祭
・かつての水面と森の映画祭2024
・下北沢映画祭2023
・関西クィア映画祭2023
・地球とヒトがkissする映画祭2024
・すみだパークシネマフェスティバル2024
・オムニバス映画「MIRRORLIAR FILM season5」として全国14スクリーンで2週間劇場公開
・熊谷シネティアラ21、池袋シネマ・ロサ、シアターセブン(大阪)で劇場公開
・「Google日本本社」にてLBGTQプライド月間に上映&トークショーを実施
・菊川のミニシアター「Stranger」にて能登半島地震復興チャリティー上映を実施
・ロケ地の銭湯「電気湯」での上映会&トークショー実施
他
▼「レタスまき」
・〈アジア最大の短編映画祭〉 Short Shorts Film Festival & ASIA 2025
・ふくおか国際映画祭2024 ※作品賞
(『万引き家族』是枝監督エグゼクティブ・アドバイザー、『オールド・フォックス』蕭雅全監督審査員)
・札幌国際短編映画祭2024 国内ナショナル部門
・コネクリ延岡映像祭 ※観客賞
・北海道国際映画祭2024
・北海道フードフィルムフェスティバル2024
・那須ショートフィルムフェスティバル2024
作風は、社会課題を背景に置き、現代を生きる市井の人々の抱える切なさや寂しさ、どうしようもない無力感を丁寧に描ながら、人間の優しさや愛を見つめていく。登場人物の繊細な心理描写と徹底したリアリティのある芝居に定評がある。捉えきれない「切なさ」の映像化を目指している。